
パックになって並んだお肉を見て、誰がその牛の一生を鑑みるだろうか?
夕飯の内容や、金額と合うかどうか。
きっとそんなことを考えているでしょう。
この記事を目にした方は、一瞬でも考えてみてほしい。
この子は幸せだっただろうか?
アニマルウェルフェアという言葉があります。
Wel-fare(一般的訳語;福祉)とは、人間も動物も“満たされてWel, 生きているfare”という意味です。
世界中で、家畜の行動の自由を閉じ込め、生産性と効率性の向上を目的としてきた工場的畜産からアニマルウェルフェア(AW)畜産への転換をすすめており、また世界動物保健機関OIEも2005年から世界家畜福祉基準を策定しています。
家畜は、食べ物として生まれたわけではなく、心ある生き物です。
人がこころを病むと、体調が悪くなるように、家畜も免疫力が低下し病気になります。
そのため、家畜からストレスをなくし、本来あるべき姿で飼育することで、人も家畜もお互いに満たされます。
日本の現状では、上質な肉を作るため、動かさないようにゲージに閉じ込め、早く大きくなるように、栄養価の高い太りやすい餌を与えるなど生産性と効率を重視した工業製品と同じ扱いで動物が飼育されています。
日本には「いただきます」「ごちそうさま」の言葉があるように、感謝して食べ物をいただく文化があります。
アニマルウェルフェアと言う言葉をぜひ、覚えて
一瞬でいいので、考えてみてください。