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​代表者挨拶

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代表 石原 靖也

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1954年1月6日、熊本市生まれ。

青山学院大英米文学部、産業能率大を卒業。

79年、米グッドイヤー社オハイオ州本社、カリフォルニア州勤務。

2006年、東光石油の代表取締役社長就任後、会長職まで務め2014年に退職。

2004年〜2014年熊本暮らし人まつり「みずあかり」実行委員長に就任。

熊本いいくに県民発電所株式会社 取締役社長

株式会社エイジア・フロンテア 代表取締役

一般社団法人熊本暮らし人まつり 代表理事 

2016年熊本を襲った大地震。特に阿蘇のダメージは大きかった。

その数か月後、まだ復旧の目途さえ建っていないと思われる時、被災した東海大学農学部、その教授職で、学生の被害対策に奮闘し、自らも被災した立野地区で苺園を営む盟友の木ノ内 均から相談があった。

「水が来ない立野地区は、水田へ戻せない。

そこを牧草地にして赤牛の牧場をやろうと思うのだが、手伝ってくれないか!」と言う内容だった。

 

被災地のど真ん中にいるにも拘らず、なんと前向きな男だろうと改めて感心したが、農業者でもない私にとって飼育だの肥育だの初めて聞く、全くの未知の世界。

確かに、大阿蘇の風景でもある草原は、赤牛の減頭によりその草原の維持がオール九州の大きな課題の一つともなっている。

その貢献の一助となることの興味が無い訳でもない。

又年齢的にもサシのぎらぎらする和牛よりは、渡米すると真っ先に、ピシッと肉の締まったアンガスのTボーンステーキをぺろりと平らげる程の赤身派を自負する者として、「なかなか国内では食するチャンスが無い阿蘇の赤牛のステーキを思いっきり腹に入れるためには牧場経営もあるか。」

そんな思いと欲が合い混じり「面白い!やろうじゃないか!」と二つ返事でその提案を受け入れることにした。

 

それからは、複雑な牛の世界の勉強、セリ市場にも数度赴いた。全てが初めての世界。食卓との遠い距離を感じる。消費者にはなかなか見えないものがある。

そして改めて、本当に安心安全なそして健康的な牛肉の生産を、消費者の立場で関わるということを決めた。

本来、牛が介在することで阿蘇の草原の資源は循環し、その阿蘇だからこそ大らかにのびのびと牛も育つことが出来る。

その命を頂く立場として「命の尊厳と恵み」に感謝できる消費者であり、その思いを生産や流通の場に投げ続け、県民の多くの方々が関わりを持ち愛して頂ける、

そんな牧場にしたいと切に思うところである。

 

くまもと阿蘇県民牧場(株)代表取締役社長

石原靖也

 

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